羅小黒戦記ゆかりの地めぐり②北京で聖地巡礼&HMCHのご近所をウロウロする旅
《羅小黒戦記》シリーズゆかりの地を巡る旅。
第二弾は「龍游」のモデルの一部と、寒木春華(HMCH)スタジオがある北京です。
第一弾はこちら。
第一弾の記事でも触れた通り、龍游の風景は特定の都市をモデルにしているわけではなさそうですが、いくつか「明らかにココ」と特定されている場所があります。その殆どが北京市通州区にある羅小黒戦記の制作スタジオ「寒木春華(HMCH)」のご近所です。
具体的にはこの3ヶ所。
①風息が小黒の領界を奪った後に向かった地下駐車場
②無限と風息が戦うモールの外で、人々が逃げ惑う場所
③小黒が阿赫と葉子に連れ去られる地下鉄駅
北京には毎年何かしら用事があって行っているのですが、今回は完全プライベートの弾丸旅です。
ザハ空港に降り立つ師弟
今回は聖地巡礼らしく師弟連れで出かけることにしました。
行きはザハ・ハディドが設計した北京の巨大空港、大興国際空港に降り立ちました。
自分は去年1回来たことあるんですが、師弟にも見せてあげたいと思って()
どの角度から切り取ってもカッコイイし、広いけれど機能的で素晴らしい空港です。
ただひとつ欠点がありまして・・・それが
「市内から死ぬほど遠い」こと。
北京のサイズのイメージがあまり知られていないかもしれませんが、四国と同じくらいの大きさがあり、 大興空港はその南の外れにあります。(何なら半分は隣の河北省にはみ出ています。)
それに対して寒木春華オフィスのある通州区は北京市の東の郊外。近年副都心として注目されているエリアで、2021年にはユニバーサル・スタジオがオープンする予定です。(2021年8月現在正式オープン日未定)
地下鉄のあの隙間の謎が解ける
というわけで、ひたすら地下鉄にゆられて目的地を目指します。
ところで、《羅小黒戦記》の映画の中でずっと気になっていたことがありました。
それがこの「地下鉄のホームドアの上の隙間」
自分は中国国内のけっこうな数の都市(5都市以上)で地下鉄に乗っていると思うのですが、居住地の上海地下鉄を含めこの場所が開いている印象がなく、最初は無限がブチ抜いたのか!?と思ってめちゃくちゃびっくりしたのでした。
ちなみに上海の地下鉄駅はこんな感じです。例の場所は閉じている。
でもって、こちら(↓)が北京地下鉄の駅。ばっちり開いてる・・・!
北京に行くのは4回目か5回目ですが、今まで全く意識したことがなかったです。やはり地下鉄は北京のものがモデルになっているんですね。
例のモールに到着!
そしていよいよ、最初の目的地である地下鉄6号線の常営駅に到着。
駅のF出口から地上に出てたところが、この風景です。さて、どこでしょう?
正解はこのシーン! 無限と風息のショッピングモールバトルの最中、外で逃げ惑う通行人を捉えたカットが、常営駅直結のショッピングモール「長楹天街」の外観なのです。
小黒や哪吒などの吹替を担当する声優の山新ちゃんが、以前微博で比較画像を上げていました。
そのまんまですよね。
そしてこのモールの地下にあるのが・・・
これはもう一目瞭然ですね!! 空から無限が降ってくるあそこ。
ここも山新ちゃんが以前ファンミではっきり発言していたので間違いないでしょう。
動画だとこんなかんじ。
ちなみにショッピングモールの内観は映画とは全く違ったので、また別にモデルとなるモールがありそうです。(山ほどあるので特定するのは難しいかもですが…どこかのQ&Aとかで話してくれないかしら?もしくはもう話してたりして…?)
HMCHスタジオの最寄り駅へ
モールでの用事を済ませ、続いては常営駅の隣の駅である草房駅へ向かいます。きっと羅小黒ファンの皆さんならもうこの駅名でお分かりと思いますが、先程も出てきたこちらの地下鉄が、まさにHMCHスタジオの最寄り駅なのです。
改札やエレベーターは映画とはちょっと違いますが、駅名看板の黄色いカラーや路線図などのデザインはほぼ同じですね。ホームドアのデザインもちょっと違うので、いろんな駅を混ぜてあるんでしょうか。
そして上のツイート4枚目の画像内にある「像素」というのが、HMCHスタジオのある集合オフィス地帯。正に出口を出たところ、駅前です。
写真がうまく撮れなかったので拾いモノで…(cr:Logo)
ブロックみたいな変わった見た目の建物です。
映画内でも駅構内に「像素」への看板が出ていましたね。
また「中国では本当に地下鉄で手荷物検査があるの?」というコメントを頂いたので、動画を貼っておきます。このようにどの都市でも地下鉄での手荷物検査は必須です。ただし厳しさには地域差があり、液体は別途スキャンor一口飲まないといけないところもあれば、上海などは小さいバッグであれば中を見せるだけで大丈夫です。
まとめ:北京いいとこ一度はおいで!
今回まわった羅小黒戦記ゆかりの地は以上です。
実際に行ってみると半日くらいでまわり終わる範囲のスポットですが、やはり映画に出てきたものと全く同じ景色を見るとテンションが上がります。何より作品を生み出すHMCHのスタジをがすぐそこにあると思うと興奮せずにいられませんでした。
自分は土曜AM空港に着く→PM聖地巡り→夜フォロワさんと火鍋オフ→日曜AM朝起きてダラダラしてそのまま帰る、という弾丸スケジュールでしたが、北京には万里の長城や故宮、天安門広場をはじめ沢山のみどころがあるので、ぜひゆっくりいらしてくださいまし!!
参考までに…というか参考にならない可能性が高いですが9年前、まだ中国2回目だったはじめての北京旅行記を貼っておきます。定番観光地巡りに加え、推しの母校や事務所に突撃するなど当時からヲタ活もしておりました…懐かしい。
自分も最初は中華作品にハマったことから中国語を学び、中国の地に降り立ち、そしていつしか中国に住むようになっていたのですが、皆さんも国際間の行き来ができるようになった暁にはぜひ実際の中国に足を運んでみてくださいね。